“雄黄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いおう33.3%
ゆうおう33.3%
ゆうわう16.7%
ゆおう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戴先生は間もなく後からやって来たが、手には雄黄いおうを入れたびん薬水やくすいを入れた瓶を持っていた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
法師はまず雄黄ゆうおうをもとめて、それをもとに水薬を調合し、小瓶こがめにいっぱい満たすと、それをもって寝室にむかった。
法師まづ三三七雄黄ゆうわうをもとめて薬の水を調じ、小瓶こがめたたへて、かの閨房ねやにむかふ。
鞍馬法師は雄黄ゆおういて小瓶こびんに入れ、富子の閨房へ往ってみると、枯木のようなつのの生えた雪のように白い蛇が三尺あまりの口を開け、くれないの舌を吐いてへやの中一ぱいになっていた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)