“雄叫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おたけ80.0%
おた6.7%
おたけび6.7%
をたけ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雄叫おたけびながらひたひたと間をちぢめて、両翼八双に陣形を立て直しつつ、爪先き迫りに迫って来ると、左右一度が同時に襲いかかりました。
十三弦は暴風雨あらしんで、相模さがみの海に荒ぶる、うみのうなりと、風雨の雄叫おたけびを目の前に耳にするのであった。切々たる哀音は、みことを守って海神かいじんに身をにえささぐる乙橘媛おとたちばなひめの思いを伝えるのだった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
『荒鷲』は、雄叫おたけびをあげて、後から打ちかかる。機関砲は、はげしい射撃で熱しきり、赤い火の棒のようになっているが、その砲弾の雨も、わが武田鋼鉄を射ちぬくことが出来ないのだ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)