“おたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オタケ
語句割合
雄叫84.6%
御吼7.7%
御嶽7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と玄蕃の雄叫おたけび。——刹那、ぱッと左右に別れた二人のはやさは、大地を引ッ裂いて跳りでた双龍が、珠を争うかの如くにしか見えなかった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あおう、身のうちに火がついたわ。このけぶりは如何いかが致した。」と、狂おしく御吼おたけりになったまま、僅三時わずかみときばかりの間に、何とも申し上げることばもない、無残な御最期ごさいごでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
これは聞得大君が任命されると間もなく、その領地たる知念へ始めて御下りになって霊地斎場さやは御嶽おたけに参詣されることで、昔は国王の冊封の儀式にも比すべき儀式でありました。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)