“みたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミタケ
語句割合
身丈30.6%
御岳22.4%
御嶽22.4%
身長14.3%
御丈6.1%
御嵩2.0%
身背丈2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、袂で交互にそこらを打ち払い、また、やにわに、そこの身丈みたけよりは低い竹矢来を破ッて、さらし首のけならべてある台へむかって突進しかけた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余事よじではございませんが、毎年、武田家たけだけ行事ぎょうじとして行われてまいりましたところの、武州ぶしゅう御岳みたけにおける兵法大講会へいほうだいこうえ試合しあい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みちみち可懐なつかし白山はくさんにわかれ、日野ひのみねに迎えられ、やがて、越前の御嶽みたけ山懐やまふところかれた事はいうまでもなかろう。——武生は昔の府中ふちゅうである。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
若しかして溝が身長みたけよりも深いとなると、アノ人の事だから、其溝の中を大跨に歩くかも知れない。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
その負さりたもうた腹部の中窪なかくぼみな、御丈みたけ丈余じょうよの地蔵尊を、古邸ふるやしきの門内に安置して、花筒に花、手水鉢に柄杓ひしゃくを備えたのを、お町が手つぎに案内すると、外套氏が懐しそうに拝んだのを
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御嵩みたけを行き越えて松繩手に出づれば数日の旅の労れ発して歩行もものうげに覚ゆ。
かけはしの記 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
と、お千賀が、しつけ糸まで抜いて、身背丈みたけを見ながら、着せてくれたりする。
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)