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山懐
ふりがな文庫
“山懐”のいろいろな読み方と例文
旧字:
山懷
読み方
割合
やまふところ
82.8%
やまぶところ
13.8%
やまふとこ
3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やまふところ
(逆引き)
時
(
とき
)
に、
真先
(
まつさき
)
に、
一朶
(
いちだ
)
の
桜
(
さくら
)
が
靉靆
(
あいたい
)
として、
霞
(
かすみ
)
の
中
(
なか
)
に
朦朧
(
もうろう
)
たる
光
(
ひかり
)
を
放
(
はな
)
つて、
山懐
(
やまふところ
)
に
靡
(
なび
)
くのが、
翌方
(
あけがた
)
の
明星
(
みやうじやう
)
見
(
み
)
るやう、
巌陰
(
いはかげ
)
を
出
(
で
)
た
目
(
め
)
に
颯
(
さつ
)
と
映
(
うつ
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
山懐(やまふところ)の例文をもっと
(24作品)
見る
やまぶところ
(逆引き)
晴れ渡った晩秋の
旭光
(
きょっこう
)
がウラウラと
山懐
(
やまぶところ
)
の大邸宅を照し出すと、黄色い支柱を並べた外廊下に、白い人影が二つほど歩みあらわれた。
白菊
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
山懐(やまぶところ)の例文をもっと
(4作品)
見る
やまふとこ
(逆引き)
かかる
山懐
(
やまふとこ
)
ろにも焼畑はあって、憐れげな豆や
粟
(
あわ
)
が作られている。そのまた奥には下駄を造る小屋もある。山人の生活は労多きものである。
白峰の麓
(新字新仮名)
/
大下藤次郎
(著)
山懐(やまふとこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車
“山懐”のふりがなが多い著者
泉鏡花
橘外男
泉鏡太郎
菊池寛
谷崎潤一郎
柳田国男
夢野久作
国枝史郎