“しんちよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愼重37.5%
信重12.5%
振張12.5%
新調12.5%
深重12.5%
身長12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんぢ此度このたび使命しめい成敗せいばいは、海底戰鬪艇かいていせんとうていが、日本帝國につぽんていこく守護まもりとして、現出げんしゆつすること出來できるか、いなかのわかであるぞ。きはめて機敏きびんに、きはめて愼重しんちようなれ。
京都の墓には「伊沢磐安法眼源信道之墓」と題してあるさうである。按ずるに柏軒の名は初め信重しんちようであつた。後信道しんだうと改めたのであらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
何故かと言へば、箇の妥協化、箇の平凡化よりも、振張しんちようされた箇の方が確かに生気に富んでゐると思ふからである。魂があると思ふからである。
野の花を (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
まへとゝさんまごいもんさむとお國元くにもとあらはしたまふもみなこのをりかくげいなり、されば派手者はでしやおくさま此日このひれにして、新調しんちようの三まい今歳ことし流行りうかうらしめたまふ、ふゆなれど陽春ようしゆんぐわつのおもかげ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
右の条々、もし偽りこれあるにおいては、日本国大小の神祇じんぎ、殊に八まん大菩薩だいぼさつ愛宕白山摩利支尊天あたごはくさんまりしそんてん、べつして氏神うぢがみの御罰、深重しんちようまかりかうむるべきもの也。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この石室せきしつぐち一體いつたいひくせまくて、大人おとなからだをかゞめてはひらねばならぬくらゐですが、内部ないぶひろくて天井てんじよう人間にんげん身長しんちようよりもたかいのが普通ふつうで、なかには身長しんちよう二倍にばいぐらゐのものもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)