“陽春”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようしゅん66.7%
ようしゆん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、それとは反対に、春になっても、福寿草の花が咲かないと、陽春ようしゅんの季節を迎えた気分にはなれないのです。
季節の植物帳 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
赤と青と黄、それから紫に桃色に水色に緑というような強烈な色彩の蝋紙ろうがみが、あたりに散ばっていた。何のことはない、陽春ようしゅん四月頃の花壇かだんの中に坐ったような光景だった。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
まへとゝさんまごいもんさむとお國元くにもとあらはしたまふもみなこのをりかくげいなり、されば派手者はでしやおくさま此日このひれにして、新調しんちようの三まい今歳ことし流行りうかうらしめたまふ、ふゆなれど陽春ようしゆんぐわつのおもかげ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)