“花壇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かだん85.7%
くわだん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、そのときの自然(しぜん)と、いまの自然(しぜん)とどこにちがいがあろう。そう思(おも)ってふり向(む)くと、花壇(かだん)には平和(へいわ)な日(ひ)の光(ひかり)が満(み)ちていました。
黒いちょうとお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
あまあがりや、風の次の日、そうでなくてもお天気のいい日に、畑の中や花壇(かだん)のかげでこんなようなさらさらさらさら云う声を聞きませんか。
カイロ団長 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
門(もん)まで僅(わづ)か三四間(けん)、左手(ゆんで)は祠(ほこら)の前(まへ)を一坪(ひとつぼ)ばかり花壇(くわだん)にして、松葉牡丹(まつばぼたん)、鬼百合(おにゆり)、夏菊(なつぎく)など雜植(まぜうゑ)の繁(しげ)つた中(なか)に、向日葵(ひまはり)の花(はな)は高(たか)く蓮(はす)の葉(は)の如(ごと)く押被(おつかぶ)さつて、何時(いつ)の間(ま)にか星(ほし)は隱(かく)れた。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
愛(あい)ちやんは何(ど)うかして此(この)暗(くら)い穴(あな)から出(で)て、美(うつく)しい花壇(くわだん)や、清冽(きれい)な泉(いづみ)の邊(ほとり)に徜徉(さまよ)ひたいと頻(しき)りに望(のぞ)みました、が其戸口(そのとぐち)からは頭(あたま)を出(だ)すことさへも出來(でき)ませんでした、可哀相(かあいさう)に愛(あい)ちやんは
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)