“くわだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
花壇40.0%
果斷40.0%
火団10.0%
花檀10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愛(あい)ちやんは何(ど)うかして此(この)暗(くら)い穴(あな)から出(で)て、美(うつく)しい花壇(くわだん)や、清冽(きれい)な泉(いづみ)の邊(ほとり)に徜徉(さまよ)ひたいと頻(しき)りに望(のぞ)みました、が其戸口(そのとぐち)からは頭(あたま)を出(だ)すことさへも出來(でき)ませんでした、可哀相(かあいさう)に愛(あい)ちやんは
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
其頃(そのころ)大佐(たいさ)は年輩(としごろ)三十二三、威風(ゐふう)凛々(りん/\)たる快男子(くわいだんし)で、其(その)眼光(がんくわう)の烱々(けい/\)たると、其(その)音聲(おんせい)の朗々(ろう/\)たるとは、如何(いか)にも有爲(いうゐ)の氣象(きしやう)と果斷(くわだん)の性質(せいしつ)に富(と)んで居(を)るかを想(おも)はしめた。
母も、子と同じく、この時暗を衝いて心痛と危惧とに駆られ乍ら、火団(くわだん)を目がけて走つてゆく父の姿を思ひ浮べてゐるのであつた。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
孤獨(こどく)の身(み)は霜(しも)よけの無(な)き花檀(くわだん)の菊(きく)か、添(そ)へ竹(だけ)の後見(うしろみ)ともいふべきは、大名(だいみやう)の家老職(かろうしよく)背負(せおを)てたちし用人(ようにん)の、何之進(なにのしん)が形見(かたみ)の息(せがれ)松野雪三(まつのせつざう)とて歳(とし)三十五六、親(おや)ゆづりの忠魂(ちうこん)みがきそへて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)