“烱々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいけい91.3%
けい/\8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併し藤房をして中興政治の禍根を指摘させて居る所など、『太平記』著者の史眼は烱々けいけいとして、其の論旨は肯綮こうけいに当って居ると思う。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
その者はたしかに興奮のために、夢中になっているに相違なかった。その目は烱々けいけいと輝き、その顔は、緊張のために引きつけていた。
其頃そのころ大佐たいさ年輩としごろ三十二三、威風ゐふう凛々りん/\たる快男子くわいだんしで、その眼光がんくわう烱々けい/\たると、その音聲おんせい朗々ろう/\たるとは、如何いかにも有爲いうゐ氣象きしやう果斷くわだん性質せいしつんでるかをおもはしめた。
正面からお町の顔を見てる其の物凄ものすごさ、両眼烱々けい/\として身を射らるゝの思い、普通なみの婦人なら飛掛って突くのでございましょうが、流石さすが文治の女房、胆力もすわって居りますから
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)