“烱然”の読み方と例文
読み方割合
けいぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四階の屋根裏には、エリスはまだねずと覺ぼしく、烱然けいぜんたる一星の火、暗き空にすかせば、明かに見ゆるが、降りしきる鷺の如き雪片に、たちまち掩はれ、乍ちまた顯れて、風に弄ばるゝに似たり。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
四階の屋根裏には、エリスはまだねずとぼしく、烱然けいぜんたる一星の火、暗き空にすかせば、明かに見ゆるが、降りしきる鷺の如き雪片に、たちまち掩はれ、乍ちまた顕れて、風にもてあそばるゝに似たり。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)