“一坪”の読み方と例文
読み方割合
ひとつぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
首をかしげて考えたが、お豊の方は着々話しを進めて染井の墓地の地代じだい一坪ひとつぼいくら、寺への心付けがどうのこうのと
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
もんまでわづか三四けん左手ゆんでほこらまへ一坪ひとつぼばかり花壇くわだんにして、松葉牡丹まつばぼたん鬼百合おにゆり夏菊なつぎくなど雜植まぜうゑしげつたなかに、向日葵ひまはりはなたかはすごと押被おつかぶさつて、何時いつにかほしかくれた。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
一坪ひとつぼぐらいの穴になった。どうしたわけかと二人がのぞきこむと、どうやらそこは地下へおりる階段があるらしく思われた。そしてその底はまっくらで、何があるのか分らなかった。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)