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一坪
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ひとつぼ
ふりがな文庫
“
一坪
(
ひとつぼ
)” の例文
首を
傾
(
かし
)
げて考えたが、お豊の方は着々話しを進めて染井の墓地の
地代
(
じだい
)
が
一坪
(
ひとつぼ
)
いくら、寺への心付けがどうのこうのと
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
門
(
もん
)
まで
僅
(
わづ
)
か三四
間
(
けん
)
、
左手
(
ゆんで
)
は
祠
(
ほこら
)
の
前
(
まへ
)
を
一坪
(
ひとつぼ
)
ばかり
花壇
(
くわだん
)
にして、
松葉牡丹
(
まつばぼたん
)
、
鬼百合
(
おにゆり
)
、
夏菊
(
なつぎく
)
など
雜植
(
まぜうゑ
)
の
繁
(
しげ
)
つた
中
(
なか
)
に、
向日葵
(
ひまはり
)
の
花
(
はな
)
は
高
(
たか
)
く
蓮
(
はす
)
の
葉
(
は
)
の
如
(
ごと
)
く
押被
(
おつかぶ
)
さつて、
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
星
(
ほし
)
は
隱
(
かく
)
れた。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一坪
(
ひとつぼ
)
ぐらいの穴になった。どうしたわけかと二人がのぞきこむと、どうやらそこは地下へおりる階段があるらしく思われた。そしてその底はまっくらで、何があるのか分らなかった。
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
……
昨夜
(
ゆうべ
)
、
戸外
(
おもて
)
を
舞靜
(
まひしづ
)
めた、それらしい、
銀杏
(
いてふ
)
の
折
(
を
)
れ
枝
(
えだ
)
が、
大屋根
(
おほやね
)
を
越
(
こ
)
したが、
一坪
(
ひとつぼ
)
ばかりの
庭
(
には
)
に、
瑠璃
(
るり
)
淡
(
あは
)
く
咲
(
さ
)
いて、もう
小
(
ちひ
)
さくなつた
朝顏
(
あさがほ
)
の
色
(
いろ
)
に
縋
(
すが
)
るやうに、たわゝに
掛
(
かゝ
)
つた
葉
(
は
)
の
中
(
なか
)
に、
一粒
(
ひとつぶ
)
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一坪
(
ひとつぼ
)
の土地
一坪館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
公園
(
こうゑん
)
の
圍
(
かこひ
)
の
草畝
(
くさあぜ
)
を
枕
(
まくら
)
にして、うちの
女中
(
ぢよちう
)
と
一
(
ひと
)
つ
毛布
(
けつと
)
にくるまつた。これに
鄰
(
とな
)
つて、あの
床屋子
(
とこやし
)
が、
子供弟子
(
こどもでし
)
づれで、
仰向
(
あふむ
)
けに
倒
(
たふ
)
れて
居
(
ゐ
)
る。
僅
(
わづか
)
に
一坪
(
ひとつぼ
)
たらずの
處
(
ところ
)
へ、
荷
(
に
)
を
左右
(
さいう
)
に
積
(
つ
)
んで、
此
(
こ
)
の
人數
(
にんず
)
である。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
坪
常用漢字
中学
部首:⼟
8画
“一坪”で始まる語句
一坪館
一坪花店