“鄰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
となり85.7%
とな14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
であるが、しかしこの語はすぐ前にある孔子の語、「徳孤ならず、必ず鄰(となり)あり」を反駁(はんばく)した形になっている。何か由(よし)ありげである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
つい、鄰(となり)に居(ゐ)た十四五人(じふしごにん)の、殆(ほとん)ど十二三人(じふにさんにん)が婦人(ふじん)の一家(いつか)は、淺草(あさくさ)から火(ひ)に追(お)はれ、火(ひ)に追(お)はれて、こゝに息(いき)を吐(つ)いたさうである。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
公園(こうゑん)の圍(かこひ)の草畝(くさあぜ)を枕(まくら)にして、うちの女中(ぢよちう)と一(ひと)つ毛布(けつと)にくるまつた。これに鄰(とな)つて、あの床屋子(とこやし)が、子供弟子(こどもでし)づれで、仰向(あふむ)けに倒(たふ)れて居(ゐ)る。僅(わづか)に一坪(ひとつぼ)たらずの處(ところ)へ、荷(に)を左右(さいう)に積(つ)んで、此(こ)の人數(にんず)である。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)