“一家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっけ39.2%
いっか31.4%
いつか19.6%
いつけ9.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢島優善(やすゆき)が隠居させられた時、跡を襲(つ)いだ周禎(しゅうてい)の一家(いっけ)も、この年に弘前へ徙(うつ)ったが、その江戸を発する時、三男三蔵(さんぞう)は江戸に留(とど)まった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
十月朔(さく)に才(わずか)に二歳で家督相続をした成善と、他の五人の子との世話をして、一家(いっか)の生計を立てて行かなくてはならぬのは、四十三歳の五百であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
つい、鄰(となり)に居(ゐ)た十四五人(じふしごにん)の、殆(ほとん)ど十二三人(じふにさんにん)が婦人(ふじん)の一家(いつか)は、淺草(あさくさ)から火(ひ)に追(お)はれ、火(ひ)に追(お)はれて、こゝに息(いき)を吐(つ)いたさうである。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
あゝ、其(そ)のよろこびの涙(なみだ)も、夜(よる)は片敷(かたし)いて帶(おび)も解(と)かぬ留守(るす)の袖(そで)に乾(かわ)きもあへず、飛報(ひはう)は鎭守府(ちんじゆふ)の病院(びやうゐん)より、一家(いつけ)の魂(たましひ)を消(け)しに來(き)た。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)