“いっけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一家95.2%
一卦4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の十六の時、父は東京に転任したので大塚一家いっけは父と共に移転しましたが、僕だけは岡山中学校の寄宿舎に残されました。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
河上一家いっけの事を聞くつもりなら、わざわざ麻布あざぶくんだりまで出張する必要はない。河上を持ち出したのは河上対某との関係が知りたいからである。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御承知でもあろうが、筮と云う物は、一爻いっこうに三変の次第があり、一卦いっけに十八変の法があるから、容易に吉凶を判じ難い。そこはこの擲銭卜の長所でな、……
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)