“鎭守府”の読み方と例文
新字:鎮守府
読み方割合
ちんじゆふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ、のよろこびのなみだも、よる片敷かたしいておびかぬ留守るすそでかわきもあへず、飛報ひはう鎭守府ちんじゆふ病院びやうゐんより、一家いつけたましひしにた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さて、るものもりあへず福井ふくゐまち出發しゆつぱつした。これが鎭守府ちんじゆふ病院びやうゐんに、をつと見舞みま首途かどでであつた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
てゝくにはしのびぬけれども、鎭守府ちんじゆふ旦那樣だんなさまが、呼吸いきのあるうち一目ひとめひたい、わたしこゝろさつしておくれ、とかういふこゝろく、たうげまへひかへてるし、ぢいや!
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)