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淡
ふりがな文庫
“淡”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うす
44.2%
あわ
28.4%
あは
22.1%
たん
2.4%
あっさ
1.0%
あつ
0.5%
うすき
0.5%
うっす
0.5%
アハ
0.5%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うす
(逆引き)
はじめから
淡
(
うす
)
いながらも変わらぬ愛を持ってくれた人のことは、あの時、その時とその人についてのいろいろの場合が思い出されて
源氏物語:55 手習
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
淡(うす)の例文をもっと
(50作品+)
見る
あわ
(逆引き)
青銅
(
からかね
)
のうす黒い花瓶の中から
花心
(
しべ
)
もあらわに白く浮き出している梅の花に、廓の春の夜らしいやわらかい匂いが
淡
(
あわ
)
くただよっていた。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
淡(あわ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
あは
(逆引き)
其角は此時和泉の
淡
(
あは
)
の
輪
(
わ
)
といふ所にありしが、翁大坂にときゝて病ともしらずして十日に来り十二日の
臨終
(
りんじゆう
)
に
遇
(
あへ
)
り、
奇遇
(
きぐう
)
といふべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
淡(あは)の例文をもっと
(46作品)
見る
▼ すべて表示
たん
(逆引き)
淡
(
たん
)
の
輪
(
わ
)
がよいの船であろう、「紀淡丸」と記した汽船が
桟橋
(
さんばし
)
を離れて行くのだが、四五百
噸
(
トン
)
にも足らないほどの船体がぐるりと船首を向き変えるとき
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
淡(たん)の例文をもっと
(5作品)
見る
あっさ
(逆引き)
僕が脂っ濃いもの好きで、
淡
(
あっさ
)
りした日本料理を解さないせいかも知れないが、洋食店が、殖えたことは、名古屋の変化の、一つの大きな現象だろう。
八の字づくし
(新字新仮名)
/
古川緑波
(著)
淡(あっさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あつ
(逆引き)
ただ筒井の
叡智
(
えいち
)
だけがそれを教えたのだ。間もなく赤の飯はふっくりと炊かれ、小豆は赤ん坊のようにあどけなく柔らかく
蒸
(
む
)
れて、あまい、
淡
(
あつ
)
さりした
餡
(
あん
)
の深い
味
(
あじわ
)
いを蔵していた。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
淡(あつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
うすき
(逆引き)
北海の魚の味ひ
厚
(
あつき
)
と南海の魚の味ひ
淡
(
うすき
)
の
差
(
たが
)
ひあるがごとし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
淡(うすき)の例文をもっと
(1作品)
見る
うっす
(逆引き)
が、折から
淡
(
うっす
)
りと、入江の
出岬
(
でさき
)
から覗いて来る
上汐
(
あげしお
)
に勇気づいて、土地で一番景色のいい、名所の丘だと云うのを、女中に教わって、三人で出掛けました。もう土橋の下まで汐が来ました。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
淡(うっす)の例文をもっと
(1作品)
見る
アハ
(逆引き)
答へて曰はく「はたすゝきほに出しわれや、
尾田吾田節
(
ヲタアタフシ
)
の
淡
(
アハ
)
の郡に居る神なり」と。(神功紀)
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
淡(アハ)の例文をもっと
(1作品)
見る
淡
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“淡”を含む語句
淡泊
淡紅
淡白
淡紅色
冷淡
淡々
淡海
淡黄色
淡青
淡雪
淡水
淡墨
淡島
淡黄
淡河
淡褐色
淡島様
淡碧
淡路
淡路町
...
“淡”のふりがなが多い著者
吉川英治
紫式部
泉鏡太郎
北原白秋
泉鏡花
正岡容
徳田秋声
海野十三
古川緑波
直木三十五