“たん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タン
語句割合
18.3%
10.4%
9.9%
9.7%
8.7%
7.9%
5.2%
5.0%
3.0%
2.0%
2.0%
1.7%
1.7%
1.5%
1.5%
1.2%
1.2%
1.0%
0.7%
0.7%
0.7%
0.5%
0.5%
0.5%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
沢山0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
痰咳0.2%
0.2%
0.2%
鉛丹0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さつきのはもう側にゐない。も馬琴の浴びた湯に、流されてしまつた。が、馬琴がさつきにも増して恐縮したのは勿論の事である。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
○英雄には髀肉といふ事がある。文人には筆硯生塵といふ事がある。余もこの頃「錐錆を生ず」といふ嘆を起した。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
只違つてゐるのは、今度は今までよりも縦の方向が勝つて走るのでございます。わたくしはを据ゑて目を開いて周囲の様子を見ました。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
内に眠っている事業に圧迫せられるような心持である。潜勢力の苦痛である。三国時代の英雄はに肉を生じたのを見てじた。
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)
生れて四十年、一の土と十五坪の草葺のあばらになり得た彼は、正に帝王の気もちで、楽々と足踏み伸ばして寝たのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
とあやしまれたがのちによく見れば、独楽金輪の一に、ほそい金環がついていて、その金環から数丈心棒にまいてあるのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白いの如き唇——もっと深くさし覗くととした明眸が、海をへだてた江戸の空を、じっとみつめているのであった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(い)より足首迄の間に一行より五六行位の横線きたるもの。是等の中にはましたるも有り亦朱にてりたるも有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
天道樣が感應まして忠兵衞にはせし者ならん如何にも此長助が一肌でお世話致さんながら一中山樣にて落着の付し事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
実に何んともいいようのない疼痛を感じて、いてもってもいられない位……僂麻質斯とか、神経痛とかいうのでもなく何んでも内訌してかく全身が痛むのであるとかで
今、世の人心として、人々ただちに相接すれば、必ず他のを見て、そのを見ず、己れに求むること軽くして人に求むること多きを常とす。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
は若い船頭に命令を与える必要上、ボオトのに陣どっていた。が、命令を与えるよりものべつに僕に話しかけていた。
湖南の扇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
とすると、先祖へはともかく、友達にかゝはる……と廊下つてくと、女中案内されたのは、心易い。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
動機は、に哲学上の好奇心からもあるし、又世間の現象が、りに複雑色彩を以て、を染めけやうとるからる事もあるし
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
川は急流でところどころに瀬を作り、またを作つてゐる。潭のところで若者らは童子をも交へて泳ぎ、寒くなると川原の砂に焚火してあたつてゐる。
南京虫日記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
日本のことわざにわりはとして水のごとしというのがある、日本人は水のごとしだ、清浄だ、淡白だ、どんな人とでも胸をひらいてわることができる。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
たる廣庭の中央には、雲を凌いで立つ一株の大公孫樹があつて、今、一年中唯一度の盛裝をして居た。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
仲平の父は日向国宮崎郡清武村に二ほどの宅地があって、そこに三棟の家を建てて住んでいる。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
他は菱樽問屋の専売権をぎ、富豪の驩心を損ずるを顧みず、極めて急進突飛の手腕を揮い、一は常識円満、群小を包容する韓魏公に類し、他は理のある所、勢を顧りみず、勢の存する所
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
硝子戸から客間をいて見ると、雨漏りのと鼠の食つた穴とが、白い紙張りの天井斑々とまだ残つてゐる。が、十畳の座敷には、赤い五羽鶴が敷いてあるから、畳の古びだけは分明でない。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
すなわち、孔明は蜀に、兄のは呉に、従兄弟は魏に。そして誕のことは余りいわれていないが、一書に
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゴオテイエが娘の支那は既に云ひぬ。José Maria de Heredia が日本も別乾坤なり。簾裡の美人琵琶じて鉄衣の勇士のるを待つ。景情より日本ならざるに非ず。
良吉は、油っ濃くでくでくに肥って、抜け上った額が熱い汁を吸うびに赤くなって行った。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
林氣𤸇多く、木氣多く、岸下の氣多く、石氣力多く、嶮岨の氣多く、谷氣多く、丘氣狂多く、陵氣多く、衍氣仁多く、暑氣多く、寒氣壽多くなどと説いて居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
藩に就くに及ばず、第十子を生れて二月にして王とし、十六歳にして藩に兗州府に就かしめ、第十一子椿を封じて王とし、成都き、第十二子王とし、荊州府に居き
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
の太祖の言は、に是れ太祖が胸中の秘を発せるにて、くより意ありたればこそ、より二年ほどにして、洪武三年に、の九子を封じて
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その奥は土地でと云っている煉瓦のようなものが一ぱい積み上げてある。どうしても奥の壁に沿うて積み上げてあるとしか思われない。
鼠坂 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
自分の跨がっているの直前は背丈位の石垣になっていて、隣の家の横側がその石垣と密接している。物音はその一番奥の所でしている。表からの積んだのが見えている辺である。
鼠坂 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
地主してつたら自分しくなつても容易れることが出來ないのをれたからである。におつぎを一人前仕込んでると勘次つてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
また、ソクラテスの言わるるには、「人あり、その寝に就くに、数に熱湯を盛り脚冷を防ぎけるに、その夜、エトナ山の噴火口辺りを徘徊したりと夢みし」
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)
昌黎とせず、仔細れば、韓湘らかにつてく、青山雲水子夜瓊液し、寅晨降霞ふ。碧玉調じ、には白珠る。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
孔子、晩にして易をみ、説卦文言ず。易を読み、韋編三たび絶つ。曰く、我に数年を仮し、かくのくせば、われ易に於て則ち彬彬たらん。(『孔子全集』、一九六五)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
少し間のびた顏をしてゐる者があツたら、突倒す、踏踣す、噛付く、かツふ、る、く、慘たる惡戰だ。だからとが到處充滿になツてゐて、東京には塵埃が多い。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「然し、時にはぼうといふことも——これまた時に応じて必要とするんだらうね。」
村のストア派 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「儲けろ 沢山とな 立派人になってれ」
飢えたる百姓達 (新字新仮名) / 今野大力(著)
そして船が巖の間をすれすれに急を下る時にも、叫び声一つあげず、じっと船頭の巧みなのつかい方に見入り、かつて何かで読んだことのある話を思い出していた。
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
然れども警察の取締皆無のため往来の人随所に垂流すが故に往来の少し引込みたる所などには必ず黄なるもの累々としてく、黄なる水としてみにりをりて臭気紛々として人に
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
春雲めて、ほの白く、桜花として無からむとす。の声いと静かなり。
花月の夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
幽咽 泉流 水 を下る
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
声なくてを掻く音
幻想 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
聞いてみると勿論咳も痰もひどく熱も高かつたが、年寄りが、そりや痰咳だから醤油食ふな、といふんで、本人もそのつもりで鹽氣を出來るだけ斷つて通して來たといふんです。まるで滅茶ですね。
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
州の南門、黄柏路というところに六、詹七という兄弟があって、を売るのを渡世としていた。
同時にいまさらのように、そのとき不注意にわきみをするとか隣のものに話しかけるとしたかも知れなかった自分をふり返ってわたしはぜんとした。
雷門以北 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
まず材をよく磨きてのち、鉛丹膠水、または尋常荏油仮漆せたる、黄赤にしてたいまい色をなすところの元料を塗る。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)