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『南京虫日記』
ふりがな文庫
『
南京虫日記
(
なんきんむしにっき
)
』
西暦一九二三年八月十三日、Rothmund 街八番地に貸間があるといふので日本媼の息子が案内してくれた。そこの女主は Prörtzl といつて、切りに訛のある言葉を使つた。左の方の顔面神経麻痺があるから笑ふたびに顔が右の方に歪んだ。部屋は古 …
著者
斎藤茂吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「改造」1929(昭和4)年10月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
自
(
おの
)
一層
(
いつそ
)
旅舎
(
ホテル
)
明瞭
(
めいれう
)
委
(
くは
)
真直
(
まつすぐ
)
往来
(
わうらい
)
談
(
かた
)
川柳
(
かはやなぎ
)
如是
(
によぜ
)
雖
(
いへども
)
咽
(
のど
)
切
(
しき
)
縦
(
たと
)
脹
(
は
)
溜
(
た
)
自矜
(
じきよう
)
晩
(
おそ
)
訛
(
なまり
)
秘
(
ひそ
)
禾本
(
くわほん
)
掃除
(
さうぢ
)
牀上
(
しやうじやう
)
硫黄
(
いわう
)
豪奢
(
がうしや
)
上
(
かみ
)
喧嘩
(
けんくわ
)
除
(
よ
)
床
(
ゆか
)
危懼
(
きぐ
)
好
(
よ
)
赤帽
(
あかばう
)
川原
(
かはら
)
已
(
すで
)
以
(
もつ
)
磅
(
ポンド
)
麦酒
(
ビール
)
馳
(
は
)
穿
(
は
)
童子
(
どうじ
)
碌々
(
ろくろく
)
頸
(
くび
)
逢
(
あ
)
経
(
た
)
醒
(
さ
)
著物
(
きもの
)
裸裎
(
らてい
)
言伝
(
ことづて
)
言附
(
いひつ
)
途
(
みち
)
返詞
(
へんじ
)
謂
(
い
)
麻克
(
マルク
)
貰
(
もら
)
塞
(
ふさ
)
明間
(
あきま
)
捗
(
はかど
)
挨拶
(
あいさつ
)
拭
(
ふ
)
忽
(
たちま
)
屡
(
しばしば
)
寡婦
(
やもめ
)
如何
(
いか
)
是等
(
これら
)
基督
(
キリスト
)
噫
(
ああ
)
喰
(
く
)
咽喉
(
のど
)
南京
(
ナンキン
)
其処
(
そこ
)
兎
(
と
)
癢
(
かゆ
)
暫
(
しばら
)
朝便
(
あさびん
)
朦朧
(
もうろう
)
極
(
き
)
横
(
よこた
)
此処
(
ここ
)
歪
(
ゆが
)
民顕
(
ミユンヘン
)
潭
(
たん
)
為事
(
しごと
)
焚火
(
たきび
)
然
(
しか
)
独逸
(
ドイツ
)
現
(
うつつ
)
痕
(
あと
)