トップ
>
牀上
ふりがな文庫
“牀上”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しょうじょう
60.0%
しやうじやう
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょうじょう
(逆引き)
そうして娘は口を細め、
頬
(
ほお
)
をふくらめて、紙幣で折った鶴をぷうと吹いた。鶴は虚空に舞い上ったが、
忽
(
たちま
)
ち
牀上
(
しょうじょう
)
に落ちた。
紙幣鶴
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
独り居室にいるときでも、夜、
牀上
(
しょうじょう
)
に横になったときでも、ふとこの屈辱の思いが
萌
(
きざ
)
してくると、たちまちカーッと、
焼鏝
(
やきごて
)
をあてられるような熱い
疼
(
うず
)
くものが全身を
駈
(
か
)
けめぐる。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
牀上(しょうじょう)の例文をもっと
(3作品)
見る
しやうじやう
(逆引き)
部屋は綺麗に調へてあつたので私は
牀上
(
しやうじやう
)
に新聞紙と座布団とを敷き尻をぺたりとおろした。それから二たび新聞の日本震災記事を読むに、これは容易ならぬことである。
日本大地震
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
私は日本の事が気になつてならぬが、も少し
委
(
くは
)
しい通信を読んでから事を
極
(
き
)
めようと思ひ、持つて来た小さい座布団を
牀上
(
しやうじやう
)
に置き、うへに腰をおろして両足を牀上に延ばした。
南京虫日記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
牀上(しやうじやう)の例文をもっと
(2作品)
見る
牀
漢検1級
部首:⽙
8画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“牀”で始まる語句
牀
牀几
牀机
牀下
牀板
牀柱
牀榻
牀中
牀前
牀席
“牀上”のふりがなが多い著者
斎藤茂吉
中島敦
夏目漱石