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牀上
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しょうじょう
ふりがな文庫
“
牀上
(
しょうじょう
)” の例文
そうして娘は口を細め、
頬
(
ほお
)
をふくらめて、紙幣で折った鶴をぷうと吹いた。鶴は虚空に舞い上ったが、
忽
(
たちま
)
ち
牀上
(
しょうじょう
)
に落ちた。
紙幣鶴
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
独り居室にいるときでも、夜、
牀上
(
しょうじょう
)
に横になったときでも、ふとこの屈辱の思いが
萌
(
きざ
)
してくると、たちまちカーッと、
焼鏝
(
やきごて
)
をあてられるような熱い
疼
(
うず
)
くものが全身を
駈
(
か
)
けめぐる。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
「思い出す事など」を
牀上
(
しょうじょう
)
に書き始めたのは、これがためである。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
牀
漢検1級
部首:⽙
8画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“牀”で始まる語句
牀
牀几
牀机
牀下
牀板
牀柱
牀榻
牀中
牀前
牀席