“潭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たん46.2%
ふち46.2%
ふか7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山は開けて上流を見るべく、一曲毎きよくごとに一らいをつくり、一瀬毎に一たんをたゝへたる面白き光景は、宛然えんぜん一幅の畫圖ぐわとひろげたるがごとし。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
ふちが深くて、わたれないから、崖にじ上る。矢車草、車百合、ドウダンなどが、つがや白樺の、まばらな木立の下に、もやもやと茂っている。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
重加しかのみにあらず智の海は浩汗として、ふかく上古を探り、心の鏡は煒煌として、あきらかに先の代を覩たまふ。