“畫圖”の読み方と例文
新字:画図
読み方割合
ぐわと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山は開けて上流を見るべく、一曲毎きよくごとに一らいをつくり、一瀬毎に一たんをたゝへたる面白き光景は、宛然えんぜん一幅の畫圖ぐわとひろげたるがごとし。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
月は水の如くその廣塲を照して、一塲の光景さながら一幅の畫圖ぐわとのごとくなるに、われは思はず興に入りてこれを見る。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
臨川寺りんせんじの庭にきよして、獨り靜かに下瞰かゝんするに、水はあくまでみどりに、岩は飽まで奇に、其間に松の面白く點綴てんせつせられたる、更に畫圖ぐわとのごとき趣を添へたるを見る。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)