“畫伯”の読み方と例文
新字:画伯
読み方割合
ぐわはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これえらい!……畫伯ぐわはく自若じじやくたるにも我折がをつた。が、御當人ごたうにんの、すまして、これからまた澁谷しぶやまでくゞつてかへるとふにはしたいた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それでもきよ年一昨年あたりはまたせう興味けうみもどつて來て、一週間しうかんに一ぐらゐの程度ていどで和田英作畫伯ぐわはくや小宮豐隆先生と時々手あはせの出來る近しよ球突塲たまつきばへ通つてゐたが
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
春子畫孃ぐわぢやうが來た——註に曰く、畫伯ぐわはくでは男のやうになるし、畫婆ぐわばではあんまり可哀さうゆゑ、家の、古い人たちがお孃さんと呼ぶので、畫孃ぐわぢやうとしておく——彼女が三上をしきりに慰め
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)