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畫伯
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ぐわはく
ふりがな文庫
“
畫伯
(
ぐわはく
)” の例文
新字:
画伯
是
(
これ
)
は
偉
(
えら
)
い!……
畫伯
(
ぐわはく
)
の
自若
(
じじやく
)
たるにも
我折
(
がを
)
つた。が、
御當人
(
ごたうにん
)
の、すまして、これから
又
(
また
)
澁谷
(
しぶや
)
まで
火
(
か
)
を
潛
(
くゞ
)
つて
歸
(
かへ
)
ると
言
(
い
)
ふには
舌
(
した
)
を
卷
(
ま
)
いた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それでも
去
(
きよ
)
年一昨年あたりはまた
少
(
せう
)
々
興味
(
けうみ
)
が
戻
(
もど
)
つて來て、一
週間
(
しうかん
)
に一
度
(
ど
)
ぐらゐの
程度
(
ていど
)
で和田英作
畫伯
(
ぐわはく
)
や小宮豐隆先生と時々手
合
(
あは
)
せの出來る近
所
(
しよ
)
の
球突塲
(
たまつきば
)
へ通つてゐたが
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
春子
畫孃
(
ぐわぢやう
)
が來た——註に曰く、
畫伯
(
ぐわはく
)
では男のやうになるし、
畫婆
(
ぐわば
)
ではあんまり可哀さうゆゑ、家の、古い人たちがお孃さんと呼ぶので、
畫孃
(
ぐわぢやう
)
としておく——彼女が三上をしきりに慰め
夏の夜
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
と、
將棋
(
しやうぎ
)
に、またしても、お
負
(
ま
)
けに
成
(
な
)
るのが、あら/\、おいたはしい、と
若
(
わか
)
い
綺麗
(
きれい
)
どころが、
畫伯
(
ぐわはく
)
と
云
(
い
)
ふと
又
(
また
)
頻
(
しきり
)
に
氣
(
き
)
を
揉
(
も
)
む。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
和田英作
畫伯
(
ぐわはく
)
とは
一昨年
(
おとゝし
)
の
春頃
(
はるころ
)
近
所
(
しよ
)
の
球突塲
(
たまつきば
)
で
初
(
はじ
)
めて
御面識
(
ごめんしき
)
を
得
(
え
)
た。そして、一時はやつぱり近
所
(
しよ
)
に
住
(
す
)
んでをられた小宮先生を
交
(
まじ
)
へて、三
巴
(
ともゑ
)
の
合戰
(
がつせん
)
を
交
(
まじ
)
へたものだつた。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
▼ もっと見る
さういふ町内に
僕
(
ぼく
)
の
將棋
(
せうき
)
の
好敵
(
こうてき
)
手がゐる。
改
(
あらた
)
まつて
紹介
(
せうかい
)
すれば、新美
術
(
じゆつ
)
院
(
いん
)
會
員
(
いん
)
、國
畫
(
ぐわ
)
會
總帥
(
そうすい
)
の梅原
龍
(
りう
)
三郎
畫伯
(
ぐわはく
)
その人だが、なアにお
互
(
たがひ
)
に負けず
嫌
(
きら
)
ひで相當
意
(
い
)
地つ
張
(
は
)
りでもある二人。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
呉
(
ご
)
の
孫權
(
そんけん
)
、
或時
(
あるとき
)
、
曹
(
さう
)
再興
(
さいこう
)
をして
屏風
(
びやうぶ
)
に
畫
(
ゑが
)
かしむ、
畫伯
(
ぐわはく
)
筆
(
ふで
)
を
取
(
と
)
つて
誤
(
あやま
)
つて
落
(
おと
)
して
素
(
しろ
)
きに
點
(
てん
)
打
(
う
)
つ。
因
(
よ
)
つてごまかして、
蠅
(
はへ
)
となす、
孫權
(
そんけん
)
其
(
そ
)
の
眞
(
しん
)
なることを
疑
(
うたが
)
うて
手
(
て
)
を
以
(
もつ
)
て
彈
(
はじ
)
いて
姫
(
き
)
を
顧
(
かへり
)
みて
笑
(
わら
)
ふといへり。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
畫
部首:⽥
12画
伯
常用漢字
中学
部首:⼈
7画
“畫伯”で始まる語句
畫伯方