“巴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ともえ64.8%
どもえ19.8%
ともゑ12.1%
どもゑ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともえ町の御浪人で大橋伝中様、宇田川町の呉服屋で相模屋清兵衛さん、芝口二丁目の棟梁で、喜之助親方——それだけでござります」
ふたはあと」とか「はあとくずし」とか「新紋形二つはあと」とかいうような人情本臭い題名であって、シカモこの題名の上にふたどもえの紋を置くとか
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
ともゑの如き節操の甚だ堅からざる女人をんな多き時代にありて、袈裟御前なるもの実際世にありしか、或は疑ひを揷むの余地なきにあらず。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
二つどもゑの紋の𧘕𧘔かみしもに、大小をさした、いたいけない子供役者の写真姿で、市村座五月狂言、力弥何々と役者の名前が赤く摺つてある。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)