“巴丹杏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたんきょう80.0%
はたんきやう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それに、口のあたりに、猛烈な巴丹杏はたんきょうの匂いが残って居ります。これは小栗さんは、かなり多量の青酸をんだ証拠です」
流行作家の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「どれですか。あああれですか。いいえ、あいつは油桃つばいももです。やっぱり巴丹杏はたんきょうやまるめろの歌は上手じょうずです。どうです。行って仲間なかまにはいりましょうか。行きましょう。」
チュウリップの幻術 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
葉の尖つたひゝらぎ、暗い杉、巴丹杏はたんきやうなどが其邊に茂つて居まして、木戸の横手にある石垣の隅には見上げるほど高い枳殼からたちが立つて居ました。