“柊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひいらぎ85.0%
ひひらぎ10.0%
ひゝらぎ5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此度このたび象牙ぞうげひいらぎえて児供こどもを相手の音曲おんぎょく指南しなん、芸はもとより鍛錬をつみたり
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
姓は源、うじは細木、定紋はひいらぎであるが、店の暖簾のれんには一文字の下に三角の鱗形うろこがたを染めさせるので、一鱗堂いちりんどうと号し
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
背戸せどひいらぎはちをかけるつもりか、昨日きのう今日きょう様子ようすたが
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
肉親とはかくもつれなきものかな! 花が何も咲いていなかったせいか、私は門を出がけに手にさわったひいらぎの枝を折って、門司まで持って行ったのを覚えています。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
ひいらぎ蕁麻いらぐさ山査子さんざし野薔薇のばらあざみや気短かないばらなどと戦わなければならなかった。非常な掻傷そうしょうを受けた。
みちばたの土手の上に、ひひらぎの木が一本植わつてゐました。その木の下に、年とつた、みすぼらしい坊さんがやすんでゐました。
鳥右ヱ門諸国をめぐる (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
眼を赤くしたひひらぎよ、おまへの爪のしたほとばしる血でもつて兄弟のちぎりを結ばせる藥が出來さうだ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ひひらぎや、ひらきそよご、
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
やつと灌木くわんぼくの高さしか無いひひらぎよ、ちいさい※手くびきり、わたしの悲しい心のよろこび
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ひひらぎや、ひらきそよご、
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
葉の尖つたひゝらぎ、暗い杉、巴丹杏はたんきやうなどが其邊に茂つて居まして、木戸の横手にある石垣の隅には見上げるほど高い枳殼からたちが立つて居ました。
鹽鰮しほいわしあたまとも戸口とぐちしたひゝらぎ一向いつかうかわいた容子やうすえないほどのことであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)