“蓮花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんげ61.9%
はちす19.0%
れんくわ9.5%
はすのはな4.8%
れんか4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
化度(けど)したいというのが、即ち仏菩薩なので、何も蓮花(れんげ)の上にゆったり坐って百味の飲食(おんじき)に啖(くら)い飽(あ)こうとしているのが仏菩薩でも何でも無い。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そして蓮花(はちす)の池畔(ちはん)から前の石橋の上までかかると、朱同はアッと顔色を変えた。どこへ行ったのか、主人の子が見えないのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
志賀直哉(しがなほや)氏の蔵する宋画(そうぐわ)に、蓮花(れんくわ)と鷺(さぎ)とを描(ゑが)いたのがある。南蘋(なんぴん)などの蓮の花は、この画(ゑ)よりも所謂(いはゆる)写生に近い。花瓣の薄(うす)さや葉の光沢(くわうたく)は、もつと如実(によじつ)に写してある。
支那の画 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
不忍(しのばず)の池(いけ)に泛(うか)ぶ弁天堂とその前の石橋(いしばし)とは、上野の山を蔽(おお)う杉と松とに対して、または池一面に咲く蓮花(はすのはな)に対して最もよく調和したものではないか。
そこである人はこの人に媚(こ)びて「三郎は蓮花(れんか)に似たり」というたところが、またある者が「蓮花が三郎に似たるなり」といったという話もあります。この三郎はすなわちその例であります。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)