“如実”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にょじつ66.7%
によじつ27.8%
さながら5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから彼女は、又八から、武蔵が今刻々、死の危機へ近づいている様子を如実にょじつに聞いても、泣くほどな気持にはなって来なかった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
予等よらは芸術の士なるが故に、如実によじつに万象をざるべからず。少くとも万人の眼光を借らず、予等の眼光を以て見ざる可らず。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
およ是等これら一味の友にわが見得せる所を如実さながらに分かち伝へんが為めに語らんとはするなり。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)