“如来”のいろいろな読み方と例文
旧字:如來
読み方割合
にょらい81.6%
によらい13.2%
ほとけ2.6%
ニョライ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「は」というと四十二、三、胸毛の多いさむらいが、「天帝如来にょらいを信仰し、現世においては安心を得、死して天国へうまれよう……」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
本堂の如来によらいさま驚きて台座よりまろ落給おちたまはんかと危ぶまるるやうなり、御新造ごしんぞはいまだ四十の上を幾らも越さで、色白に髪の毛薄く、丸髷まるまげも小さく結ひて見ぐるしからぬまでの人がら
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「禅師、これは凡夫ぼんぷ如来ほとけになるまじないです」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
如来ニョライ氏は古い美術記者で、昔は林町の家の前の坂の中途に住んで居り私はユリちゃんと呼ばれている縁がある。中風に急な老衰でした。七十三歳。