“弥陀如来”の読み方と例文
旧字:彌陀如來
読み方割合
みだにょらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏壇といっても、寧子はまだ良人の遠祖も近親の故人も知らなかったので、ただ一体の弥陀如来みだにょらい持仏じぶつをそこにまつっただけのものである。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
土間の内に、四畳半ほどの庵室が二つあり、その奥まった室には、床に弥陀如来みだにょらいが安置されてあって油入りの燭台が二基。杏色の灯がチロチロと燃えていた。
鍵から抜け出した女 (新字新仮名) / 海野十三(著)
往生したのは天保てんぽう十一年×月十三日で、其の前日の十二日には弥陀如来みだにょらい来迎らいごうを拝したと云われている。
女仙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)