“来迎”のいろいろな読み方と例文
旧字:來迎
読み方割合
らいごう56.3%
らいかう18.8%
らいがう18.8%
ライガウ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを三尊の来迎らいごうと名づけ、ものずきの人はわざわざ海上へ舟を浮かべて拝みに出ずるが、一個の月が三体に見ゆるとは実に不思議である。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
はれわたりたればいざや御来迎らいかうをがみたまへと案内がいふにまかせ、拝所をがむところにいたり日ののぼるはいし、したくとゝのへて山をくだれり。
いや、驚かせたばかりではない、この音を聞いた平中の顔は、突然弥陀みだ来迎らいがうを拝した、信心深い法師よりも、もつと歓喜に溢れてゐる。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
是は聖衆シヤウジユ来迎ライガウか。まのあたりなる奇特かな。
獅子舞と石橋 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)