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『好色』
ふりがな文庫
『
好色
(
こうしょく
)
』
平中といふ色ごのみにて、宮仕人はさらなり、人の女など忍びて見 ぬはなかりけり。 宇治拾遺物語 何でかこの人に不会では止まむと思ひ迷ける程に、平中病付にけり。 然て悩ける程に死にけり。 今昔物語 色を好むといふは、かやうのふるまひなり。 十訓 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1921(大正10)年10月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約37分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
然
(
しかうし
)
何
(
いか
)
急
(
たちま
)
重
(
がさ
)
牛車
(
ぎつしや
)
下
(
さが
)
暖
(
ぬく
)
画
(
ゑが
)
下
(
しも
)
交
(
かは
)
外
(
はづ
)
女
(
め
)
消息
(
せうそこ
)
清水
(
きよみづ
)
平
(
たひら
)
抛
(
はふ
)
明
(
あかる
)
水際
(
みづぎは
)
沈
(
ぢん
)
童
(
わらは
)
艶
(
なまめ
)
艶書
(
えんしよ
)
透
(
とほ
)
上
(
あが
)
凄
(
すさ
)
埋
(
うづ
)
天
(
あめ
)
女
(
むすめ
)
怯
(
お
)
悪戯
(
いたづら
)
来迎
(
らいがう
)
死
(
しに
)
殆
(
ほとんど
)
焦
(
こが
)
糞
(
まり
)
誦経
(
ずきやう
)
際
(
きは
)
香染
(
かうぞめ
)
鰌
(
どぢやう
)
一切
(
いつさい
)
丁子
(
ちやうじ
)
三抱
(
みかか
)
仏倒
(
ほとけだふ
)
侍従
(
じじゆう
)
傀儡
(
くぐつ
)
傷
(
きずつ
)
几帳
(
きちやう
)
向後
(
かうご
)
品
(
ひん
)
噂
(
うはさ
)
好色
(
かうしよく
)
尊者
(
そんじや
)
小止
(
をや
)
平中
(
へいちゆう
)
庇
(
ひさし
)
床
(
ゆか
)
忝
(
かたじけ
)
悩
(
なやみ
)
摂津
(
せつつ
)
昏
(
くら
)
死
(
じに
)
水干
(
すゐかん
)
泥濘
(
でいねい
)
病付
(
やみつき
)
真顔
(
まがほ
)
睡
(
ね
)
絆
(
ほだ
)
華奢
(
きやしや
)
蒔絵
(
まきゑ
)
薄葉
(
うすえふ
)
衣桁
(
いかう
)
金仏
(
かなぼとけ
)
閾
(
しきゐ
)
雨竜
(
あまりよう
)
頷
(
うなづ
)
髣髴
(
はうふつ
)
鼓
(
こ
)
一心
(
いつしん
)
上顋
(
うはあご
)
下
(
した
)
不会
(
あは
)
中
(
うち
)
人倫
(
じんりん
)
人気
(
ひとけ
)
何処
(
どこ
)
何時
(
いつ
)
側立
(
そばだ
)
儘
(
まま
)
兎角
(
とかく
)
其処
(
そこ
)
凝
(
こ
)
初午
(
はつうま
)
刷
(
は
)
刹那
(
せつな
)
功徳
(
くどく
)
匇々
(
そうそう
)
半時
(
はんとき
)
口説
(
くど
)
呻
(
うめ
)
噛殺
(
かみころ
)