“三抱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みかかえ64.3%
みかか21.4%
みかゝえ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背戸口(せどぐち)は、早(は)や充満(みちみち)た山霧(やまぎり)で、岫(しゅう)の雲を吐(は)く如く、幹(みき)の半(なか)ばを其の霧で蔽(おお)はれた、三抱(みかかえ)四抱(よかかえ)の栃(とち)の樹(き)が、すく/\と並んで居た。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あの土手の上に二抱(ふたかかえ)も三抱(みかか)えもあろうという大木が、何本となく並んで、その隙間(すきま)隙間をまた大きな竹藪で塞(ふさ)いでいたのだから、日の目を拝む時間と云ったら
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
雲(くも)か、靄(もや)か、綿(わた)で包(つゝ)んだやうに凡(およ)そ三抱(みかゝえ)ばかりあらうと思(おも)ふ丸柱(まるばしら)が、白(しろ)く真中(まんなか)にぬつく、と立(た)つ、……と一目(ひとめ)見(み)れば、其(そ)の柱(はしら)の根(ね)に一人(ひとり)悄然(しよんぼり)と立(た)つた婦(をんな)の姿(すがた)……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)