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岫
ふりがな文庫
“岫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しゅう
40.0%
くき
20.0%
しう
20.0%
ほら
6.7%
ほらあな
6.7%
みね
6.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゅう
(逆引き)
高山右近が固むるところの岩崎山の
懐
(
ふところ
)
も、未だこれを知らぬかのように、白雲の帯は
岫
(
しゅう
)
をとざして、山上山下をなおひそとしていた。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
岫(しゅう)の例文をもっと
(6作品)
見る
くき
(逆引き)
しら雲の
岫
(
くき
)
を出づる
徐
(
おもむろ
)
なる静けさで横に移って行く。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
岫(くき)の例文をもっと
(3作品)
見る
しう
(逆引き)
惜しげもなく投げ入れたる薪は盛に燃えあがりて、烟は
岫
(
しう
)
を出づる雲の如く、
騰
(
のぼ
)
りて黒みたる
仰塵
(
てんじやう
)
に至り、更に又出口を求めて室内をさまよへり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
岫(しう)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
ほら
(逆引き)
靜かに
岫
(
ほら
)
に歸る見て
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
岫(ほら)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほらあな
(逆引き)
流れにヤマメがゐるとすると、イワナは流れの上の滝か、山と山の
岫
(
ほらあな
)
の水にゐる。そして竿と糸と鈎さへあれば、土蜘蛛でも、
蝗
(
いなご
)
でも、蝶々でも何でも挿してやればとびつく。
夏と魚
(新字旧仮名)
/
佐藤惣之助
(著)
岫(ほらあな)の例文をもっと
(1作品)
見る
みね
(逆引き)
飄然として
岫
(
みね
)
をいずる白雲のごとく東に漂い西に泊す。自然の美に酔いては宇宙に
磅礴
(
ほうはく
)
たる悲哀を感得し、自然の寂寥に泣いては人の世の虚無を想い来世の華麗に憧憬す。
霊的本能主義
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
岫(みね)の例文をもっと
(1作品)
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岫
漢検1級
部首:⼭
8画
“岫”を含む語句
小岫
山岫
岡岫
岫崎
岫雲
岫雲院
峰岫
平岫
“岫”のふりがなが多い著者
秋月種樹
佐藤惣之助
横瀬夜雨
三好達治
吉川英治
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
泉鏡太郎
和辻哲郎
夏目漱石
泉鏡花