“磅礴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうはく64.7%
ぼうはく14.7%
はうはく8.8%
ばうはく5.9%
ほうほく2.9%
ホウハク2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その証拠には仏蘭西文学に最も私淑している諸先輩の小説にも、いわゆるレスプリ・ゴオロアの磅礴ほうはくしているような作品は見えない。
仏蘭西文学と僕 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼は戯作げさくの価値を否定して「勧懲かんちょうの具」と称しながら、常に彼のうちに磅礴ぼうはくする芸術的感興に遭遇すると、たちまち不安を感じ出した。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
或は蒲生君平となりて涙を山陵の荒廃堙滅いんめつそゝがしめ、勤王の一気は江戸政府の鼎猶隆々たる時に在りて既に日本の全国に磅礴はうはくしたりき。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
彼は戯作げさくの価値を否定して「勧懲くわんちようの具」と称しながら、常に彼の中に磅礴ばうはくする芸術的感興に遭遇すると、忽ち不安を感じ出した。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その義勇、公に殉ずる公共心、その尊王敵愾てきがいの志気、その至誠にしてみずから欺かざる精神、みな荒村老屋の中に磅礴ほうほくしたる家庭の感化中より得きたりたるを疑うべからず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
磅礴ホウハクスル 惧レノ旋渦ビーフリ 盲ヒタル眩耀ノガンヂガラメ
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)