“ほうはく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホウハク
語句割合
磅礴95.7%
方伯4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渠らが十年語りて尽くすべからざる心底の磅礴ほうはくは、実にこの瞬息において神会黙契されけるなり。ややありて、まず馭者は口を開きぬ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大雪山は北海道の中央に磅礴ほうはくして、七、八里四方の地盤を占め頂上の偉大なること、天下に比なく、群峰あつまって天を刺し、旭川の市街を圧す。
層雲峡より大雪山へ (新字新仮名) / 大町桂月(著)
人を死罪に行なうには、羅馬ローマ政府の方伯ほうはくたるピラトに聞かなければならなかった。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)