“方伯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つかさ75.0%
ほうはく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
基督クリスト方伯つかさの前に立てる時も又同じ。彼等は何事をも自らのために弁ぜざりき。然も其緘黙かんもくけだしこの世に於ける最大の雄弁たりし也。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
方伯つかさのいとあやしとするまでにイエス一言ひとことも答へせざりき。」——クリストは伝記作者の記した通り、彼等の訊問じんもんや嘲笑には何の答へもしなかつたであらう。
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
人を死罪に行なうには、羅馬ローマ政府の方伯ほうはくたるピラトに聞かなければならなかった。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)