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濺
ふりがな文庫
“濺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そそ
77.8%
そゝ
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そそ
(逆引き)
むろん
此等
(
これら
)
の人達は、すでに地上とはきれいに絶縁して
了
(
しま
)
い、彼等の墓石の上に、哀悼の涙を
濺
(
そそ
)
ぐものなどは、
最早
(
もはや
)
只
(
ただ
)
の一人もない。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
少女は驚き感ぜしさま見えて、余が
辞別
(
わかれ
)
のためにいだしたる手を
唇
(
くちびる
)
にあてたるが、はらはらと落つる熱き
涙
(
なんだ
)
をわが手の
背
(
そびら
)
に
濺
(
そそ
)
ぎつ。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
濺(そそ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
そゝ
(逆引き)
高時殿はどうせ家を滅ぼす奴だから
難有
(
ありがた
)
い人物ではなからうけれど、一族二百人枕を並べて自殺した最期は心あるものの涙を
濺
(
そゝ
)
ぐ種だ。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
濺
(
そゝ
)
ぐ涙に哀れを
籠
(
こ
)
めても、飽くまで世を背に見たる我子の決心、左衞門
今
(
いま
)
は夢とも上氣とも思はれず、
愛
(
いと
)
しと思ふほど
彌増
(
いやま
)
す
憎
(
にく
)
さ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
濺(そゝ)の例文をもっと
(16作品)
見る
濺
漢検1級
部首:⽔
18画
“濺”のふりがなが多い著者
金史良
山路愛山
木下尚江
ギ・ド・モーパッサン
内村鑑三
三上於菟吉
中里介山
清水紫琴
橘外男
蒲原有明