“此等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
これら92.3%
こツら2.6%
こつら2.6%
こゝら2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むろん此等これらの人達は、すでに地上とはきれいに絶縁してしまい、彼等の墓石の上に、哀悼の涙をそそぐものなどは、最早もはやただの一人もない。
「さうだことあねえで、そらたつとかうてえつんだすもんだ、倦怠まだるつこくつてやうねえ此等こツらがな」先刻さつきぢいさんはまたぱいをぐつとして呶鳴どなつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「わしつてあんすから、此等こつらことてゝおくんなせえ」おつぎと與吉よきちとをみなみ女房にようばうたのんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
盛りにて仙境のおもひあり聞く熱川にえがはには温泉のいづる所ありと此等こゝらに暑を避けて其の湯に塵をそゝぐならば即身即仙とんだ樂しき事なるべきに
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)