“旋渦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんか50.0%
おほうづ16.7%
せんくわ16.7%
ビーフリ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大儒息軒たいじゅそっけん先生として天下に名を知られた仲平は、ともすれば時勢の旋渦せんか中に巻き込まれようとしてわずかに免れていた。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
廣大無邊の旋渦おほうづの爲、朦朧として絶えず輪轉する波の上、あなを脱け飛んだ眼球や燐の光を放つの殼が浚はれて浮きつ、沈みつもがいてゐる。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
かくの如き旋渦せんくわを生ずる所以ゆゑんならず。稜立かどだちたる巌壁の間に押し込まれたる水は、潮の漲落に際して屈折せられ、瀑布の如き勢ひをなして急下す。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
磅礴ホウハクスル 惧レノ旋渦ビーフリ 盲ヒタル眩耀ノガンヂガラメ
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)