“旋頭歌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せどうか66.7%
セドウカ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旋頭歌せどうかといふものに發達はつたつしてくと同時どうじに、片歌かたうた自身じしんが、短歌たんかつくげるように、次第しだいに、おんかずし、内容ないよう複雜ふくざつになつてゐました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
長歌・短歌・旋頭歌せどうかがそれである。長歌は57の句が繰り返されて7の一句で閉じるのが一ばん整った形だが、もっとととのわないのもある。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
其が片哥問答から、二つに岐れて、旋頭歌セドウカ式と短歌式とになつて行つたものと見られる。さうして、最後は、短歌の形に落ちついたと見られる。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此には、一つ前の民謡の型として、なほ勢力を持ち続けて居た結集ケツジフ唱歌出身の旋頭歌セドウカの口拍子が、さうした第三句游離の形と発想とを誘うたのである。