『さしあげた腕』
見渡すかぎり、一面に頭の海である。高くさし上げた腕の森が、波に半身を露はす浮標のやうに突出てゐる。跪いて祈る一大民衆だ。 さし上げた腕の間から皆めいめいに上向の頭がみえる。海藻や地衣がこの浮標に垂下がつてゐる。東から吹く風に、この髮の毛がふ …
| 著者 | レミ・ドゥ・グルモン |
| 翻訳者 | 上田敏 |
| ジャンル | 文学 > フランス文学 > 詩 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |
| 著者 | レミ・ドゥ・グルモン |
| 翻訳者 | 上田敏 |
| ジャンル | 文学 > フランス文学 > 詩 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |