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汚斑
ふりがな文庫
“汚斑”の読み方と例文
読み方
割合
しみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しみ
(逆引き)
それらは幾十年の寒さ暑さに
遭
(
あ
)
って、壁体の上には稲妻のような
罅
(
ひび
)
が斜めにながく走り、雨にさんざんにうたれては、一面に世界地図のような
汚斑
(
しみ
)
がべったりとつき
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ただ湯の沸くのを待つだけが望みであるこの森厳で
気易
(
きやす
)
い時間に身を任せた。
木枯
(
こがらし
)
が小屋を横に
掠
(
かす
)
め、また真上から吹き
圧
(
おさ
)
へる重圧を、老人の乾いて
汚斑
(
しみ
)
の多い皮膚に感じてゐた。
上田秋成の晩年
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
こゝに凡ての手、凡ての
頭
(
あたま
)
は一齊に動搖する。先鋒に立つ蟻どもは、あの莊嚴な球の上に、
汚斑
(
しみ
)
の如く見え、間もなく其兩極を連ねて、多くの魂は一線を引いて了ふ。「
球
(
きう
)
」は暗くなつた。
さしあげた腕
(旧字旧仮名)
/
レミ・ドゥ・グルモン
(著)
汚斑(しみ)の例文をもっと
(4作品)
見る
汚
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
斑
常用漢字
中学
部首:⽂
12画
“汚”で始まる語句
汚
汚点
汚穢
汚染
汚點
汚名
汚物
汚辱
汚涜
汚濁
検索の候補
斑汚
“汚斑”のふりがなが多い著者
レミ・ドゥ・グルモン
岡本かの子
原民喜
海野十三