“汚涜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おとく37.5%
をどく25.0%
おどく12.5%
けがれ12.5%
をとく12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“汚涜”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 小説 物語2.2%
文学 > フランス文学 > 小説 物語1.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そこで今日まで文壇がこの事実に対して、どんな反響をしているかと云うと、一般にファウストが汚涜おとくせられたと感じたらしい。
訳本ファウストについて (新字新仮名) / 森鴎外(著)
又よしや一時純潔な交のようなものが出来ても、それはきっと似て非なるもので、その純潔は汚涜おとく繰延くりのべに過ぎないだろう。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
疳性かんしやうに洗つても洗つても、洗ひ切れない汚涜をどくがしみついてゐるやうな感じだつた。
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
此の涙にひたせる我心を少しも知つては下さいません——其れを御怨おうらみ申しは致しません、けれど何と云ふ情ない世の中でせう、此の純潔な私の恋が——左様さうです、純潔です、必ず一点の汚涜をどくもありません——貴方の為めにわざはひの種となるのです、——篠田さん
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
喜んで迎えられた誘惑、吐き出された遊楽、りっぱな人々が身をかがめつつ作ったひだ、下等な性質のために起こる心のうちの汚涜おどくの跡、ローマの人夫らの短上衣にあるメッサリナ(訳者注 クラウディウス皇帝の妃にして淫乱で有名な女)のひじの跡
申しては失礼ですけれど、あれが牧師の妻君などとは信者全体の汚涜けがれです、なにも山木様の別荘なぞ借りなくとも、親睦会は出来るんです、実に気色にはりますけれどネ、教会の御祝だと思ふから忍んで参つたのです——其れはサウと
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
そんな見方は人間を汚涜をとくし、生命を殺すものだと。
愛人と厭人 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)