“汚穢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おわい36.2%
けがれ15.5%
きたな10.3%
むさ6.9%
おあい5.2%
むさくる3.4%
おえ3.4%
むそ3.4%
をわい3.4%
おかい1.7%
きたない1.7%
きたなき1.7%
きたなさ1.7%
きたなら1.7%
けがれもの1.7%
オエ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汚穢の習慣の修練 チベット人のごとくこの辺の人たちは非常に不潔であるいはラサ府の人間よりもこの辺の人間の方がなお汚穢です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
また神魂は骸と分かりては、なお清くかるれありとみえて、火の汚穢をいみじくみ、その祭祠をなすにも、のありては、そのを受けざるなり
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
アノ『基督教青年』を私が汚穢い用に用いるのは何であるかというに、実につまらぬ雑誌であるからです。
後世への最大遺物 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
舌長姥 こぼれたは、埃溜の汁でござるわの、お塩梅には寄りませぬ。汚穢や、見た目に、汚穢や。どれどれ掃除して参らしょうぞ。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
雪之丞は、全身を汚穢なへどろで塗りこくられでもするような、言い難い悪寒をじっとえしのびながら、二人の言葉に耳をかたむけるふりをしていた。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
『爪垢を少しためて。——だが、汚穢しくなってはいけない。隔日位に、お湯に入って皮膚を清潔な健康色に磨くのがよろしいでしょう。』
テ山東洋ニ問フテ曰ク、我、君ニフルコト三年、技進マズ、其ノ故如何。洋子ク、吾子ク多ク古書ヲ読ミ、古人ト言語シテ以テ胸間ノ汚穢ヲ蕩除スベシ。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
胡瓜ならば日野川の河童ろう、もっての外な、汚穢うて汚穢うて、お腰元たちが掃除をするに手がって迷惑だ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
劇烈欝勃の行為を描き、其主人公はね薄志弱行なりし故に、メルクは彼をめてく、の如き精気なく誠心なき汚穢なる愚物は将来決ツして写す
舞姫 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
彼は一切の汚穢を捨てず、之を摂取し、之を利用する。神程吝嗇爺は無い。而して神程太腹の爺も無い。彼に於ては、一切の不潔は、生命を造る原料である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
貧乏と云ふことはまで耻かしいことではありません、私も貴所方汚穢着物でせう、私も貴所方も皆な貧乏人です、けれど、貧乏や着物の汚穢のを気にしてはなりませんよ、汚穢心を持つて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
人死にて神魂亡骸と二つにたる上にては、汚穢ものの限りとなり、さては夜見の国の物になれば、その骸に触れたる火にのできるなり。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
いと汚穢とは我慢するとしても、の寒さは猛烈に彼等に肉迫した。二百万の人いきれで寄り合うて住む東京人は、人烟稀薄な武蔵野の露骨な寒さを想い見ることが出来ぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
汚穢しいが、まアとにかくこっちへお上りなすって……」
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
このりて憂目を見るは、三人婦女厄介盲人とのみ。婦女等は船の動くと船暈して、かつき、かつき、正体無く領伏したる髪の汚穢らして、半死半生の間に苦悶せり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一、書策ハ汚穢紛失スベカラズ
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)