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汚穢
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おあい
ふりがな文庫
“
汚穢
(
おあい
)” の例文
雪之丞は、全身を
汚穢
(
おあい
)
なへどろで塗りこくられでもするような、言い難い
悪寒
(
おかん
)
をじっと
堪
(
た
)
えしのびながら、二人の言葉に耳をかたむけるふりをしていた。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
いったいなんであるのか?——表皮の全面にもはや一点の清い場所も残っていない時初めて幸福を感じ、
汚穢
(
おあい
)
の中にころがって快楽を味わう、それらの豚のような魂は!……
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
と帆村は
独言
(
ひとりごと
)
を
呟
(
つぶや
)
いたが、彼はそれほど
慌
(
あわ
)
てているわけではなかった。彼はこの屍室にはもっと
汚穢
(
おあい
)
した空気が溜っていなければならぬのに、それほどではないのを不審に思った。
流線間諜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“汚穢”の意味
《名詞》
汚れ。汚れているもの。
糞尿。
(出典:Wiktionary)
汚
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
穢
漢検1級
部首:⽲
18画
“汚穢”で始まる語句
汚穢屋
汚穢物