“悪寒”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡寒
読み方(ふりがな)割合
おかん68.4%
さむけ27.6%
をかん3.1%
さむさ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“悪寒”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集19.0%
文学 > フランス文学 > 小説 物語5.8%
文学 > 中国文学 > 小説 物語2.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
だがそうした気分の底に、どこか或る一つの点で、いつもとちがった不思議の予感が、悪寒おかんのようにぞくぞくと感じられた。
ウォーソン夫人の黒猫 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
雪之丞は、からだ中に、沸かし立てた、汚物をでも、べとべととなすりつけられるような、いいがたい悪寒おかんに、息もつけない。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
それは急に天気が曇って来たせゐか、冷え/″\した空気が流れこんで来て、彼女は悪寒さむけがして顔色が悪くなった。
秋は淋しい (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
うとうととしていると何だか急にゾーッと悪寒さむけを覚えたので思わず窓の簾越すだれごしに庭の方を見るとハット吃驚びっくりした
暗夜の白髪 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
私は耳が鳴つたり腰が痛んだりする自分に返つて、それが身に附き纏ふ持病のやうに離れないことを思つて見た時は、一種の悪寒をかんを覚えた。
(新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
アヽ成程なるほど、三十七あるの、時々とき/″\悪寒をかんする事があるだらう。
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
私はつくづくと其顔を見てゐると、何といふ事もなく無気味になつて来て、怎うした連想なのか、髑髏されかうべといふものは恁麽こんなぢやなからうかと思つたり、紅い口が今にも耳の根まで裂けて行きさうに見えたりして、ひ知れぬ悪寒さむさに捉はれる事が間々あつた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)